1936-1941
アメリカ美術家会議と
ニューヨーク市民美術展覧会
世界恐慌のニューヨークでは、労働運動の高まりやヨーロッパで拡大するファシズムへの懸念から、社会的な活動に範囲を広げていく芸術家もいました。1929年11月に、こうしたリベラルな思想をもつ作家や芸術家によりジョン・リード・クラブが結成されました。そして1936年2月には同クラブのメンバーを中心に「反戦・反ファシズムと文化の防衛」をスローガンにしたアメリカ美術家会議が組織されます。同会議は1941年までの間に合計22回の年次展覧会や企画展を開いています。