国吉康雄は拠点のニューヨークを置き、鮮やかでダイナミックなイメージを描いてアメリカのモダニズム運動に影響を与えた。1889年に岡山で生まれ、1910年にニューヨークに移り、国立デザインアカデミーやアート・スチューデンツ・リーグでアートを学んだ。10年後、日本のデザインをアメリカンフォークアートのイメージに取り入れ、ニューヨークと日本の現代美術の世界をつなぐ重要な役割を果たしたアメリカのアーティストとして有名になった。1929年,MoMA展の「19人の生きている芸術家」の一人に選ばれ、1930年代から1940年代にかけて個展を開催した。第二次世界大戦の初めに突然「敵国人」に指定されたとき、国吉は戦争情報局のために反日戦争ポスターを作成することに彼のエネルギーを注いだ。1948年、ホイットニー美術館での回顧展開催の栄誉を授かった最初の生きた芸術家になったが、帰化して米国市民になりたいという願望は実現しなかった。