松風荘は、1954年にニューヨーク近代美術館の屋外展示「ハウス・イン・ザ・ミュージアム・ガーデン(The House in the Museum Garden)」の第3弾として建設された。松風荘は、庭付きの伝統的な書院造りの一例である。松風荘の設計は建築家の吉村順三、施工は十一代目伊藤平左衛門、造園と庭園の設計と施工は佐野旦斎が担当した。原画の襖絵は人間国宝の東山魁夷が描いた。松風荘のプロジェクトはアーサー・ドレクスラーが指揮を執り、フィリップ・C・ジョンソンとジョージ・M・ホプキンソンがコンサルタントを務めた。MoMAでの展覧会終了後、松風荘はフィラデルフィアに移築された。