大谷貞夫は1892年に日本で生まれた。千葉大学で学び、ドイツで大学院課程を受講した。1926年から1969年まで、ニューヨークのマウントサイナイ病院の中心人物であり、40年以上にわたって診断および外科病理学の優れた専門知識を提供してきた。彼の出版物は比較的少なかったので、国内的または国際的な評判を築かなかったが、ニューヨークでは、彼は外科病理医の大家と見なされていた。好酸球性肉芽腫（骨疾患の一種）と「大谷腫瘍」と呼ばれる中耳の頸静脈球型グロームス腫瘍の発見で有名であった。