関法善師はニューヨーク仏教会の創立者である。関師は鹿児島に生まれ、父の後を継いで浄土真宗西本願寺派で出家し仏教の道に入った。京都の龍谷大学を卒業後、龍谷大学とコロンビア大学の大学院で学ぶ。

1930年に渡米し、ロサンゼルス仏教会の牧師となる。1933年、アリゾナ仏教教会を設立。3年後、西海岸からニューヨークに移り、1937年に同州で初めて認可された仏教宗教団体であるニューヨーク仏教会を設立。

第二次世界大戦中、1942年12月にエリス島で逮捕され、その後フォート・ジョージ・ミードに送られ、WRA収容所に収監された。1946年1月に釈放。

1948年、リバーサイド・ドライブの105丁目にある教会に隣接してアメリカ仏教アカデミーを設立し、日本仏教のみならず、世界中の仏教を研究するための中心的な役割を果たした。