吉村順三(よしむら じゅんぞう、1908年9月7日 – 1997年4月11日)は、日本の建築家。第二次世界大戦をはさんで日本とアメリカを行き来し、日本の建築文化をアメリカに伝 えた建築家です。 1940年、吉村はペンシルベニア州ニューホープに帰国していたアントニン・レーモンドに招かれ、 開戦の直前までの14か月間、アントニン&ノエミ・レーモンド(夫妻)とともに暮らし、コロニア ル建築の素朴な空間やニューヨークの摩天楼に至るまでを間近に経験します。その経験は、吉村が 日本建築の伝統の中に潜む、近代建築の要素を再発見するきっかけとなりました。
戦後、吉村は、アメリカで経験したモダンライフを日本の建築に取り込むと同時に、日本の感性や 思想を、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の中庭に建設した「松風荘」をはじめ、ニューヨーク州に現存する、ジャパン・ソサエティ、モテル・オン・ ザ・マウンテン、ロックフェラー邸宅とお茶室などの建築を設計しました。
出典: 建築家・吉村順三の眼 ―アメリカと日本― https://www.a-quad.jp/exhibitions/122/index.html
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ギャラリー・エー・クワット