日系アメリカ人建築家である山崎実氏は、ニューヨークの世界貿易センタービルの設計をはじめ、数々の大規模プロジェクトで知られ、20世紀を代表する建築家の一人とされている。 日系一世移民の子としてワシントン州シアトルで生まれる。シアトルのガーフィールド高校を卒業。その後、1929年にワシントン大学の建築学科に入学し、1934年に建築学の学士号を取得した。1934年、マンハッタンに移り住んだ彼は、建築学の修士号を取得するためにニューヨーク大学に入学し、エンパイア・ステート・ビルの設計者であるシュリーブ、ラム&ハーモン建築事務所に就職した。この建築事務所は、第二次世界大戦中、山崎の日系アメリカ人としての強制収容回避に重要な役割を果たし、また、山崎自身もニューヨークに両親を避難させた。特に、第二次世界大戦中、アメリカでの抑留プログラムによって影響を受けた日系アメリカ人を移住させる取り組みにおいて、山崎の政治的関与はその形成期に顕著であった。彼はニューヨークの日系人団体で構成される再定住評議会の議長であり、民主主義のための日系アメリカ人芸術評議会の代表でもあった。
Resource: Densho, U.C. Berkeley’s Bancroft Library
Featured Image: U.C. Berkeley’s Bancroft Library, War Relocation Authority Photographs of Japanese-American Evacuation and Resettlement collection
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