1907年、「ニューヨーク日系人会」(JAANY)は、日本人の相互扶助団体として、日本人及び日系アメリカ人コミュニティに対する社会サービス及び支援を提供する目的で、著名な医師である高見豊彦博士によって設立された。
1914年、高見博士、高峰譲吉博士、その他の地域社会の指導者たちは、日本人駐在員や移民コミュニティへの奉仕という当初の目標をさらに拡大するため、ニューヨーク日本人を設立した。第二次世界大戦中に解散。ニューヨーク日本救済委員会(New York Committee for Japan Relief)は、アメリカフレンズ奉仕団(American Friends Society)によって設立されたL.A.R.A.(Licensed Agency for Relief in Asia、略称:L.A.R.A.)と協力し、戦後の日本に食料や衣類を集めて送った。また、全米の強制収容所から解放された日系アメリカ人や日本人のニューヨークへの移住・定住を支援した。
JAANYはまた、1953年の皇太子殿下の訪米や、1978年の日系人会・JAAニュースなどの写真を含む、100年以上にわたるコミュニティの歴史のアーカイブを持っている。このアーカイブは、会員個人からの歴史的資料の寄贈によって形成されており、 これらの資料は、デジタル・ミュージアムと協力してデジタル化作業が進められている。